2013年05月14日

【森びとの会@東京】

去る5/2、「森びとの会」の定例会に参加しました。

「森びとの会」は、土に還る本物の自然素材だけを使い、

安全安心な家づくりを続けている全国の工務店の集団です。

(moribitonokai.netをご参照ください)


 

今回は、エコロジーライフ花さんを会場に、

なぜ自然素材にこだわるの?

「今さら」の話と「これから」の話について、

「建材を 原点に立ち戻り考える」

と題して、ひと・環境計画の濱田ゆかりさんにお話をいただきました。

 

建築と人の関係に重きをおく「バウビオロギー」を切り口に、

気持ちのよい健康的な住まいをつくるために大事なこと!

 

実は人が受けるストレスの要素は複合的に絡み合っていて、

これら様々な要素を探り、環境を整えながら、

最終的にはお客様にバランスよくコーディネイトすることが

大切なんだと知りました。

 

そのため化学物質だけでなく、音や光、温熱・湿度環境、電磁波

などの考慮も必要になります。

 

また、素材も輸入材や国産材、合板や集成材、断熱材、左官材やクロス、

使用部材など多岐にわたり、それぞれの違いや特性、注意が必要な理由

(ワケ)を改めて、じっくりと聞くことができました。

 

単に合板や建材がダメなのではなく、

原理原則に基づく選択基準の中で優先順位を考える、

この一手間をしっかりかけることが大切なんですね。

 

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無垢の木を使ったからって安心できない。

ヒノキやヒバの匂いに反応してしまう人も居るという現実、

また、最近主流のLED照明も光源が直接目に入ると強すぎるので、

照明計画には配慮が必要なんて話をお聞きすると、まだまだ改善

すべきことが残っているなと感じました。

 

自らも化学物質過敏症という濱田さんだから、説得力があります。

たくさんのケースに対応してきた実績があるからこそ、

聞いて納得できました。

 

今回、定例会に参加してとても勉強になりました。

濱田さん、また主催にご尽力いただいたエコロジーライフ花の直井さん、

この場をお借りして御礼申し上げます。

どうもありがとうございました。

 

 

なお早速ですが、来月6月16日(日)に濱田ゆかりさんの講演会を、

仙台市のメディアテークで開催することとなりました。

 

ぜひ、たくさんの方にお聞きいただきたいと思いますので、

どうぞ奮ってご参加ください!

詳細は、近日中にホームページ等に掲載いたします。

 

 

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【エコロジーライフ花さんの近くで見かけた、矢吹丈】
 

 

by suzuki

 

 

 

サスティナライフ | 2013.05.14 15:08 PM | comments(0)

2013年05月13日

【気仙沼前浜コミュニティセンター上棟式】〜住民みな百姓!〜

 

 

 

たくさんの人が支え合って前浜コミュニティセンターはつくられています。

 

でも、そのなかでも一番関わりが深いのは、地元住民の皆さん。

 

前浜地区の皆さんは、みんながお百姓みたいになんでも作れるんです。

 

上棟式当日に並べられていた椅子も、地元の皆さんが製作しました。

 

 

 

アンケート集計表.jpg

 

 

 

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完成度、高くないですか!?

 

 

 

 

今回のコミュニティセンターの建設では、多くの工程で地元の皆さんが参加しています!

 

 

使用される木材も皆さんで伐倒しました!

 

 

ルーテル1.jpg

 

(出所:東日本大震災ルーテル教会救援ニュース「ルーテルとなりびと」)

 

 

 

さらに、製材してから屋根まで作ります!!

 

 

シャンティ2.jpg

 

(出所:シャンティ国際ボランティア会「つながる人の輪 復興プロジェクト気仙沼」)

 

 

 

さらにさらに、外壁に使われる焼き杉まで!!!

 

 

前浜ブログ1.jpg

 


(出所:前浜建設委員会「前浜建設委員会のブログ」)

 

 

こうやって地元住民の方々が参加しながら、コミュニティセンターは作られているのでした。

 

 

・・・さらにつづく。

 

 

M. Kikuchi

 

 

 

 

 

サスティナライフ | 2013.05.13 16:32 PM | comments(0)

2013年05月11日

【気仙沼前浜コミュニティセンター上棟式】〜思いのこもった木材編〜

 

 

 

 

今日は前浜コミュニティセンターの「木」についてです。

 

 

工法はサスティナの家づくり同様、ひとつひとつ、大工さんが木材を刻んで組み合うように

作っています。

 

 

 

 

 

 

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でも、サスティナの家づくりとはちょっと違うところも・・・

 

 

それは、使っている木材。

 

実は、津波をかぶった地元の被災杉を使っているんです。

 

 

 

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地元の住民12名の方々が提供した杉。

 

 

自分達の親世代が育てた木を廃棄する事なんか出来ません。


 

こうした思いのこもった被災杉は屋根や壁などに使用されています。

 

 

 

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そしてもうひとつ、山形県最上町の方から提供を受けた(現場監督久保田センパイの推定)樹齢150年の大黒柱「こぶしの木」です。

 

 

 

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久保田センパイいわく、最上町の神社のご神木を最上町&前浜地区の住民総出で切り倒したとのこと。

 

まさに最上町と前浜地区の交流の証なんです。

 

 

 

 

 

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実は私、木造住宅の大黒柱を見るのはこれがはじめて。

 

大黒柱って今でもあるの!?って思っていましたが、安定感と安心感がある、本当に立派な大黒柱。

 

(推定)樹齢150年を超える大黒柱、なんと直径1メートル!

大きい!!

 

 

 

IMG_0275(2).jpg

 

 

 

実は最上町からは他にも樹齢100年の杉も提供して頂きました!


 

  

さらに!

 

住宅とは違う気仙沼コミュニティーセンターの特徴は、住民参加のワークショップがたくさん組まれている事です。

 

・・・つづく。

 

 

 

 

 

 

 

M.Kikuchi

 

 

 

 

サスティナライフ | 2013.05.11 11:18 AM | comments(0)

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