2013年06月13日
あと3日!【アース・ビジョン in 東北】〜「よみがえりのレシピ」仙台上映委員会×サスティナ〜
4/13〜5/2にフォーラム仙台で上映された「よみがえりのレシピ」。
上映を企画したのは、みやぎ在住のエネルギッシュな一般市民。
「大変だったけど、高校生の時みたいに毎日会えて楽しかった」
笑顔で語る美術カフェピクニカの本田さん、route99の高橋さん、wasanbonの樋口さん、
そして彼女達を暖かい目で見守るスローフードジャパン初代会長の若生さん。
6/16の会場、せんだいメディアテークのカフェで20時よりはじまった会談は、場所を変えて23時30分まで続きました。
種のこと、食のこと、エネルギーのこと、児童労働の事、それらをひっくるめて自分自身がどう生きていくのかということ。
地方都市・仙台で「よみがえりのレシピ」を上映した人たちが願っていたことは、自分達の暮らしを通してグローバルな問題を解決したいということでした。
(全3回に分けて掲載します。なお、今回お集まりいただいたのは上映委員会の一部メンバーです)
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2011年山形国際ドキュメンタリー映画祭に出品した「よみがえりのレシピ」。
若生さんが最初に仙台上映を企画し始めたのは、2011年2月の終わりでした。
しかしその翌月、東日本大震災が起きます。
若生さんは石巻市長面で”食の世界遺産”といわれる「味の箱船」に認定された焼きハゼを生産している榊さんや気仙沼市の支援に奔走。
この間、映画上映会を企画する余裕もないほどの忙しさでした。
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一方、本田さんは2011年の山形国際ドキュメンタリー映画祭に参加。
そこでみた東海林さんの山形在来作物や焼き畑の写真が頭から離れなかったと言います。
「アメリカでは自家採取が禁止されている。
あまりクローズアップされないけど、種の問題は大事だと思いますし、多くの人に知ってほしいと思うようになりました」
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「よみがえりのレシピ」をカフェで上映しようとしていた高橋さん。
「ネットで調べたら、面白そうだな〜と思って、すぐによみがえりのレシピ製作委員会に電話しました。
そしたら、翌日仙台で試写があるから来ないか、と。
もともと山形に住んでいたし、縁を感じました」
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頑張っている”お隣さん”が登場することも、「よみがえりのレシピ」の魅力。
映画には、樋口さん主催の風土市に出店している森の家さんも出演。
「スクリーンで森の家が見れて、楽しかったです。
孫にも食べさせてあげたいな〜って思いながら観てました」
そして2013年1月24日に試写会を開催。
その場で仙台上映を決定、3/24には奥田シェフを招いたイベントを開催することも決まりました。
「ひとつの野菜に込められた数え切れないストーリーを観てほしい」
その思いを胸に、「よみがえりのレシピ」仙台上映会は計画されていきました。
・・・つづく。
M. Kikuchi
宮城県 工務店 自然素材 大工の技と地域の文化 左官 宮城県産・国産無垢材 持続可能な社会 サスティナブル・コミュニティ
サスティナライフ 森の家
サスティナライフ | 2013.06.13 13:46 PM | comments(0)
2013年06月13日
あと3日!【「アース・ビジョン in 東北」上映プロジェクト】〜『くさる家に住む。』③〜
くさる家に住む、地球にやさしい暮らし方のご案内。
(気象庁HPより:http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/portal/chishiki_ondanka/p01.html)
名古屋市北区、都心にそびえる緑の塔「グリーンフェロー」。
1997年に竣工したビルの外壁はナツヅタとノウゼンカズラで、屋根はセダムで緑化。
日射遮断とエネルギーの製造を同時に行っている、庇がわりの太陽光パネルの他、風量発電や雨水貯留タンクなどが埋設されています。
(本書36〜37頁。)
1階にはカフェ、2〜5階には事務所や英語保育の教室などが入っています。
ビルのオーナーの牧村さんは通ってくる子ども達一人ひとりの名前を呼び話しかけ、子ども達は牧村さん夫妻のことを「グランパ」「グランマ」と呼んでいます。
(大人と子どもが一緒に左官している写真です)
「普通、建物が出来たときは、100点の出来でなくてはならず、時が経つにつれ、点数は下がっていくでしょ?
でも、このビルは出来たときが80点、今は120点。」
(引用:本書47頁)
(形態は違うけどコンセプトは同じ。「手のひらに太陽の家」)
緑化がすすみ、テナントさんも息の合う人たちばかり。
建物だけでなく人・環境・コミュニティーがそろってはじめて「住まい」は完成します。
人にも環境にもやさしい、住まいのあり方です。
M. Kikuchi
宮城県 工務店 自然素材 大工の技と地域の文化 左官 宮城県産・国産無垢材 持続可能な社会 サスティナブル・コミュニティ
サスティナライフ 森の家
サスティナライフ | 2013.06.13 09:11 AM | comments(0)
2013年06月11日
あと5日!【「アース・ビジョン in 東北」上映プロジェクト】〜『くさる家に住む。』②〜
くさる家に住む、地球にやさしい暮らしのご案内。
(気象庁HPより:http://www.data.kishou.go.jp/obs-env/portal/chishiki_ondanka/p01.html)
琵琶湖のほとりにたつ、藁の家。
(『くさる家に住む。』86頁。)
稲作文化が根付いている日本では、草履、笠、縄、麦わら帽子、俵、畳など、米の副産物である藁を日々の生活に取り込んできました。
(山形県天童市田麦野「稲杭の風景」、農水省HPより:http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/0910/photoessay.html)
その藁を圧縮してブロックにし、壁のまわりに積み上げました。
藁壁には断熱、蓄熱、調湿などの生活空間を快適に保つ性能があります。
しかし、何よりも心地良いのは、作るときも朽ちるときも、人にも環境にも負荷を一切かけないということ。
(写真は 森のようちえん虹の森 のねっこさんよりいただきました!)
自然とともに生きる、私たちの祖先が持っていた技を今に生かしている住まいです。
詳しくは『くさる家に住む。』をお読み下さい!
・・・つづく。
M. Kikuchi
宮城県 工務店 自然素材 大工の技と地域の文化 左官 宮城県産・国産無垢材 持続可能な社会 サスティナブル・コミュニティ
サスティナライフ 森の家
サスティナライフ | 2013.06.11 08:35 AM | comments(0)