2015年01月28日
【森の家具通信】-木の募金箱物語-
こちらの木の募金箱物語は、一般財団法人 セブンイレブン記念財団様 の
宮城セブンの森から始まります。
震災復興支援として豊かな森から豊かな海を、ということで始まった宮城セブンの森。
森林整備にたくさんのみなさまにご参加いただいています。
その森から伐採した樹を木材に加工し、木の募金箱となります。
まず木材をカットしていきます。
募金箱のカギを付ける部分(底面)や
側面の部分などです。
さて、ここから肝心の工程は企業ヒミツ(笑)なので画像はありません。
他の部材などもカットして、組み立てるための溝彫り加工などを施します。
底板(鍵取付板)の小口面(年輪が見える方)の両側は「木殺し」という加工をします。
☆「木殺し」とは、金づちや玄能などで叩き、圧縮して接合しやすくすることです。
こちらの加工により掘った溝へ矧ぎあわせしやすくなります。
こうして出来上がるのがこちらの募金箱です。
日々、一つ一つ手しごとにより製作中です。
もしどこかの店舗で見かけた時には、この物語を思い出していただけると、うれしいです。
s.konno
宮城県 工務店 住宅 自然素材 大工 左官 庭師 職人の匠の技 宮城県・国産無垢材 持続可能な社会 サスティナライフ 森の家
サスティナライフ | 2015.01.28 16:51 PM | comments(0)
2015年01月26日
【森の樹の家】ー完成見学会を開催しました!ー
先週末の2日間、サスティナライフ本社隣の「森の樹の家」にて完成見学会を行いました。
樹齢100年のオオヤマザクラの大黒柱や、ワークショップでつくった土間タタキなど
見どころ満載の「森の樹の家」ですが、
中でも鳴子漆塗りのキッチンが抜群の存在感!
天然の漆で6回塗り重ねたサクラの天板は、程よいつや消し仕上げがとても綺麗です。
気のせいかコーヒーもいつもより美味しかったかも…
そして、「森の樹の家」名物(?)の階段。 1段1段違う樹種の板を使用。
下から、ブナ、サクラ、ホウ、カエデ、クリ……などなど、それぞれ違う表情を見せています。
上棟式と玄関土間タタキのワークショップで、皆さんにお手伝いいただきながら、
ようやく完成しました。あらためてありがとうございます!
「森の樹の家」の見どころは他にもたくさん!
続きは後日あらためて…
「森の樹の家」は今後しばらくオープンハウスとしてご見学いただけます。
たくさんの樹々が集う「森の樹の家」をぜひご覧ください。
S.ogino
宮城県 工務店 住宅 自然素材 大工 左官 庭師 職人の匠の技 宮城県・国産無垢材 持続可能な社会 サスティナライフ 森の家
サスティナライフ | 2015.01.26 21:17 PM | comments(0)
2015年01月26日
【 本吉町焼杉の家 】ーご実家の山の木を伐採しましたー
当初お施主様より「実家の山の木を使って家を建てたい!」との話がありました。
もちろん二つ返事でOKです!こんな嬉しい話はめったにありません。
親の代までは漁業や農業を営み、造船や家づくりとなれば先代が育てた山の木を
使い、また植えるというサイクルが当たり前だったそうです。
ご先祖様からの森には立派に育った樹々と少し痩せた樹々が混在していますので、
今回は間伐の手入れを兼ねて「永(とこし)えの森」への再生も目指します。
山の神様とご先祖様へ「感謝のお祈り」
くりこま木材のキコリさんから優しく手ほどき
チェーンソーの音とパワーも何のその!
受け口完了! この口が開いた方向に倒れます。
くあーん・・くあーん・・
追い口にクサビを打ち込みます!
Timber〜!(倒れるぞ〜)
地響きとともに迫力の伐倒でした!!
達成感が伺えます!お疲れさまでした、、、
50・60年くらいの樹幹に見えましたが、年輪を数えてみると 何と樹齢100年を
超えていました。
目の詰まった素晴らしい杉材です!! 今回森の手入れを行なってご先祖様からの
ご褒美でしょうか!?
立派な構造材として生まれ変わると思いますので、楽しみにお待ちください!!
SUZUKI
宮城県 工務店 住宅 自然素材 大工 左官 庭師 職人の匠の技 宮城県・国産無垢材 持続可能な社会 サスティナライフ 森の家
サスティナライフ | 2015.01.26 18:11 PM | comments(0)