2012年11月24日
【鎮守の森からエコラの森へ、響苗のお嫁入り】
今日は、着々と冬支度がすすむ、大崎市鳴子の『エコラの森』にて
明治神宮の鎮守の森から響苗のお嫁入り(植樹)。
「NPO法人 響」の皆さん、「NPO法人 日本の森バイオマスネットワーク」の皆と一緒に参加しました。
もともと森で拾ったどんぐりを、
明治神宮のどんぐり畑に植えたのがはじまりだそうです。
たびたびの草刈りや水やりを重ね、たくさんの愛情が注がれた響苗が、
ようやく(とうとう?)お嫁入りの日が来ました。
なんとも感慨深い日です・・・。
『エコラの森』は雪深い場所で、積雪はピーク時で150cmを超えるそうです。
雪に負けないよう竹にしっかり寄り添いながら、これからの厳しい冬を乗り越えます。
仕上げに乾燥防止の藁(わら)をかけて完成です。
ここで苗を2〜3年かけてさらに大きく丈夫に育て、
エコラの森の気候にも慣れてから、本格的に森の中へ引っ越します。
お嫁入りは無事完了しました。
今回の苗はクヌギ、コナラ、シイなどの広葉樹たち。
いずれはこの森の立派な女将さんになってもらいたいですね!
「NPO法人 響」の皆さん、遠いところお疲れさまでした。
エコラの森への引っ越しの際には、ぜひまた遊びに来てください!
S.ogino
サスティナライフ | 2012.11.24 08:50 AM | comments(0)
2012年11月07日
【土佐の森方式 木こり養成講座】③ 〜自然にやさしい林道づくり〜
先週に引き続き、木こり養成講座の第3講が行われました。
今回は林道づくりのスペシャリスト「橋本光治氏」をお迎えしての「自然にやさしい林道づくり」。
いよいよ養成講座も大詰めです。
橋本さんの道づくりは間伐材や木の切り株などを使うので、
タイトル通り自然にやさしく、材料費もかかりません。
それでいて、災害に強いのが「橋本流道づくり」の特徴。
これまで30km以上の道をつくってきましたが、雨で流れた道路はわずか数十メートル。
災害に強いのも橋本流。
講義の内容は「ユンボ」の操作実習が中心です。
参加された方の多くがはじめてユンボに触れました。
はじめは平地の駐車場での操作でもビクビクしていましたが、
2日目になると、皆さんがかなりコツをつかみ、現地での作業もかなりはかどりました!
もう少しで「自分の手」のように動かせるかも…(笑)
はじめは雑草・雑木が生い茂っていたところを切り開き、
途中の大木の切り株をよけ、
崩れやすい斜面には間伐材の木を組んで土の中に敷き、
距離にして約70〜80m。
最終的には、見事な道が出来上がりました。
今回をもって、「木こり養成講座」は一通り終了ですが、
来月12月に伐採から運搬までの「総合実習」を開催予定です。
2週連続の開催でしたが、参加された皆さまお疲れさまでした。
最後の「総合実習」も頑張りましょう!
今回の林道づくりの模様は、こちらもご覧ください。
S.ogino
サスティナライフ | 2012.11.07 13:31 PM | comments(0)
2012年10月29日
【土佐の森方式 木こり養成講座】② 〜軽架線による収集・搬出〜
9月に開講した「木こり養成講座」の第2講が開催されました。
今回は「土佐の森救援隊」の中島さんを講師に迎え、
軽架線をつかって伐倒した木材を収集・搬出します。
おそるおそるチェンソーを手にした第1講から1ヶ月あまり、
いざ再びチェンソーを手にすると、忘れかけていた以前の感触が甦りました。
再び手にした喜びから(?)、目の前にある木をどんどん切りたくなってしまう衝動を抑え、
講師の指示に従い前回よりも太い木を倒しました。
そして今回の本題、軽架線での搬出です。
まずは軽架線の設置、ワイヤーをかけるために木に上り、
まるで登山用のような金具を足に付け、するすると登りワイヤーを取付けました。
軽架線が設置完了後、いよいよ木材の搬出。
長い木をあっという間に運んでいきます。
こうして伐倒した木を集めてみると、重さにして約3トン。
気がつけばかなりの量になりました。
こうして軽架線での搬入が無事終了しました。
前回で木の倒し方を学び、今回木の収集・搬出を学びました。
そして、次回の第3講は車を乗り入れるための、「自然にやさしい林道作り」がテーマです。
「木こり養成講座」もいよいよ終盤へ。
参加された皆さんお疲れさまでした。
次回も頑張りましょう!
S.ogino
サスティナライフ | 2012.10.29 09:05 AM | comments(0)