2012年09月17日
【土佐の森方式 木こり養成講座】②
【土佐の森方式 木こり養成講座】
続いて2日目は現地での実技研修。
はじめに、実物のチェンソーを使って構造の説明のあと、
チェンソーを使っての丸太切り(玉切り)に挑戦です!
講師のデモンストレーションの後に、一人一人丸太を切っていきます。
半数以上の方がはじめてチェンソーを手にしたようですが、
皆さんしっかりと切る事ができました。
そして午後からは、少しずつ慣れてきたチェンソーを手に
いよいよ実際に木を倒します。
まずは講師のデモンストレーション。
はじめに入れる切り口が、木を倒す方向に入れる『受け口」です。
意外とこれが難しい!!
ほんの少しズレるだけで、木の倒れる方向が変わってしまいます。
そして、反対側から切り口を入れて見事に木が倒れました。
他の木に引っ掛かる事なく計算通りに倒れました。(さすがプロ!!)
倒した木は…
樹齢約50年の杉!(右上は講師の右手です…)
この太さなら、柱だけでなく梁にも使えるそうです。
ちなみにこちらは…
私が倒した記念すべき一本目の杉!(直径 約15cm…笑)
予想以上にスムーズに切れました。意外と楽しいかも…笑
こうして2日間にわたる「木こり養成講座」の初回が終了しました。
私も無事「木こりデビュー」する事ができました…
次回は10月下旬に第2回を予定しています。
参加された皆様お疲れ様でした。またお会いしましょう!
S.ogino
サスティナライフ | 2012.09.17 15:45 PM | comments(0)
2012年09月17日
【土佐の森方式 木こり養成講座】①
9月15日(土)、16日(日)の2日間、登米市にて
【土佐の森方式 木こり養成講座】が開催されました。
林業をより身近なものに感じていただくための講座ですが、
第1回の今回は、「正しい伐倒の仕方、チェンソーの実技講習」です。
初日の内容は座学にて、伐倒(木の倒し方)、チェンソー使用の基本講習です。
◎伐倒
木を倒す時は…
①倒す時に他の木に引っ掛からないようにしたり
②木の上空では意外と枝が伸びて絡んでいたり
と、さまざまな要素を検討して倒す方向を決めるそうです。
刻みの入れ方により、倒れる方向や早さを微妙に調整できます。
「力仕事」のイメージが強い現場には「数学」の知識が不可欠です。
(職人さんの技術にあらためて脱帽…)
◎チェンソーの使い方
森には落ち葉や小枝がたくさんあり、
木を切ると 木くずがたくさん出ます。
本体内部の清掃、刃先の手入れ(目立て)などについて、
超初心者の私にも分かりやすく説明していただきました。
特に刃先の手入れには日々の手入れが重要、との事です。
包丁の手入れと同じですね。
と、まるまる一日が座学の内容でした。
2日目はいよいよ実技研修、いよいよ木こりデビューです!
続きは次号で…
S.ogino
サスティナライフ | 2012.09.17 15:05 PM | comments(0)
2012年08月27日
【森林と共生する環境フォーラム】ー自伐林業「土佐の森方式」
8月26日に登米市にて「森林と共生する環境フォーラム」が開催されました。
当日は2部構成で、副業としての自伐林業と、地域の森林・林業の保全についてディスカッションが行われました。
今回の「自伐林業」は「土佐の森方式」と呼ばれる、個人でも始められる新しい林業のスタイルです。
とかく林業というと、専門の業者さんにお願いするものと思いがちですが、
山林を所有しても手つかずであったり、山林を所有していない方でも気軽に始められる内容です。
この林業方式は個人でも小規模・低コストで始めることができ、現在は震災で被災された沿岸部での
新たな産業としても注目され、多数の方にご参加いただきました。
イベントの様子は「日本の森バイオマスネットワーク」のブログでもご紹介しています。
個人が副業として林業に携わるこの新しい林業のスタイルが浸透すれば、
地元の山林にも手が入り地域の林業が活気づき、地元材もより普及します。
少しでも多くの方に山林に目を向けていただければと思います。
ちなみに、今回の会場は登米市伝統芸能伝承館「森舞台」。
建築家の隈 研吾氏が設計した、平成9年日本建築学会賞を受賞した建物です。
伝統芸能の舞台でありながら、現代的なテイストで各空間が仕上げられており、
サスティナの家にも取り入れたい細部の仕上げがいくつかありました。
S.ogino
サスティナライフ | 2012.08.27 11:27 AM | comments(0)