2020年04月18日
【日々のあれこれ】くりはら加工場へ
先日、(株)くりこまくんえんの大場さんのお誘いで、くりはら加工場まで家具材の
製材を見学に行きました。
木こりさんとして大場さん自ら伐った木を是非見て、触れて欲しいとのことです^^
加工場には所狭しと材が積み上げられ、良い材が無いか物色しながらいざ製材場へ。
途中、長尺カウンターに使えそうな、木目の美しい「カツラ」を発見!
ものほしげな顔がバレないように
しかし、、、
「これカウンター材にいいよ〜!!」と大場さんから一言、、、バレてた
製材場には、すでに製材する材の一部がお待ちかね!
本日製材するのはくりこま産の樹齢100年を超えるスギとケヤキ2本、
登米市中田町で伐り出したスギは130年の御神木です。
直径は900mm〜1000mmあり、1枚テーブルもつくれそうです!
テーブルやカウンター材は今回50mmの厚みで製材します。
しばらく製材の親方と大場さんで木取りを打合せたのち、製材機へ
刃を入れる位置によって木目が変わるので、特に節の位置が重要だそうです。
大節や虫食い、穴や捻れた年輪などの短所を味わいに変えるのがこの瞬間!!
ドキドキしますね!!
パカッ
見事にツノのような2ヶ所は抜け節にならず個性的(流れ節)な意匠になりました!
長めのカウンターが欲しいお客様に最適、2間(約3.6m)は取れそうですね!!
その後も、続々と素晴らしい材が取れました^^
下の写真がケヤキ!
現在プラン中のお客様のアイランドキッチンのカウンターに最高っ!
それにしても腰が抜けそうになる程重い、、、私の労賃分はお客様に還元しますね^^
1世紀ぶりに外気に触れた表面は、まだしっとりとして甘い芳香が漂っています^^
ここで青空をバックにこちらに向かってくる重機に抱かれた一本の巨木!
これは、登米市の民家から伐り出した樹齢130年のスギの御神木?!
これがなんとも素晴らしいい材でした!
どうしましょ!
どんな家具にも使えそうですが、ダイニングテーブルということにします。
最後に手板(ていた)の製材
手板まで無垢!これこそ “サスティナライフ森の家’’ の家づくりの真髄!
手板は木造住宅を建てる際に大工さんが柱や梁などの構造材を記す設計板です。
一般的に使われるベニアでは無く無垢板を使用します。
これを大工さんの元へ、きっと喜ばれると思います!!
最終的には建主様の元へお届けします!
今日の成果に大満足!
今日は視察のつもりでしたが、午後は丸々終業のチャイムまで作業しました。
2日経った今も腕が筋肉痛です、、、
これで私も木材生産過程である植林、伐採、製材までを一通り体験しました。
費用的に考えると、これらの作業に乾燥費や運搬費、多段階の流通コストが
加わるので、一般的に木材販売費はどんどん上がっていくのが分かります。
私たちは、幸いにもこれらを地域に根付いた仲間たちと一貫した供給体制で
皆さまにお届けできるので、本当にありがとい事だと改めて思うのでした^^/
※くりはら加工場やしんりん薪ステーション(川渡温泉)では材料見学が可能です。
※エコラの森(鳴子温泉)での植林や伐採体験もできますのでお気軽にお問い合わせ
ください。
注・・・現在は新型コロナウィルスのリスク回避のため上記のご案内を一旦中止しております。
再開につきましては状況をみてHPでまたご案内させていただきます。
by Suzuki
サスティナライフ | 2020.04.18 17:30 PM | comments(0)
この記事へのコメント