2013年05月11日
【気仙沼前浜コミュニティセンター上棟式】〜思いのこもった木材編〜
今日は前浜コミュニティセンターの「木」についてです。
工法はサスティナの家づくり同様、ひとつひとつ、大工さんが木材を刻んで組み合うように
作っています。
でも、サスティナの家づくりとはちょっと違うところも・・・ それは、使っている木材。 実は、津波をかぶった地元の被災杉を使っているんです。
地元の住民12名の方々が提供した杉。 自分達の親世代が育てた木を廃棄する事なんか出来ません。 こうした思いのこもった被災杉は屋根や壁などに使用されています。
そしてもうひとつ、山形県最上町の方から提供を受けた(現場監督久保田センパイの推定)樹齢150年の大黒柱「こぶしの木」です。
久保田センパイいわく、最上町の神社のご神木を最上町&前浜地区の住民総出で切り倒したとのこと。 まさに最上町と前浜地区の交流の証なんです。
実は私、木造住宅の大黒柱を見るのはこれがはじめて。 大黒柱って今でもあるの!?って思っていましたが、安定感と安心感がある、本当に立派な大黒柱。 (推定)樹齢150年を超える大黒柱、なんと直径1メートル! 大きい!!
実は最上町からは他にも樹齢100年の杉も提供して頂きました! さらに! 住宅とは違う気仙沼コミュニティーセンターの特徴は、住民参加のワークショップがたくさん組まれている事です。 ・・・つづく。
M.Kikuchi
サスティナライフ | 2013.05.11 11:18 AM | comments(0)
2013年05月04日
【気仙沼前浜コミュニティセンター上棟式】〜はじめての上棟式〜
「二年ぶりに地域のみんなが集まれました」
気仙沼市本吉町前浜地区に建設しているコミュニティセンターの上棟式で挨拶していた住民の言葉です。
今までご報告できていなかった前浜のコミュニティーセンターですが、先日、無事に上棟式を迎える事が出来ました。
(今後は随時ご紹介します!!)
人生で初めての上棟式、
初めての山形県最上町に伝わる餅つき、
初めての気仙沼伝来の大漁唄い込み、
などなど、印象に残ることがたくさんありました。
でも、昨日、一番心に残ったのは、冒頭の挨拶の言葉。
みんなが集まれる場所をつくってるんだ、
うちの会社、ちょっとだけ良い仕事してるんだ、
昨日はこんなことを思っていました。
心の底から嬉しかったです。
前浜コミュニティセンターは、多くの方が集まったからこそ建設できている建物です。
木材を提供してくれた住民、
コミュニティセンターの大黒柱に利用しているこぶしと杉を提供した山形県最上町の方々、
餅米を提供している愛知県大崎小学校の方々・・・
たくさんの人たちが集まって建設されています。
この人々の繋がりの中に、サスティナも入って一緒に仕事をしていることがとても嬉しかったです。
上棟式の内容は、また後日更新します。
M.Kikuchi
サスティナライフ | 2013.05.04 15:54 PM | comments(1)
2013年05月02日
川崎町に小水力発電が設置されました〜手づくり水車編
宮城県川崎町で小水力発電の設置に取り組んでいる方々がいます。
「特定非営利法人 川崎町の資源をいかす会」のみな様です。
個人的に就職前から応援していた川崎町の小水力発電。
2012年9月に水車は完成していたのに、水車を設置する河川の水利権の許可がおりずに、ずっと設置できずにいました。
(写真は2012年9月に完成していた水車。 出所:「川崎町の資源をまもる会」HP) その水利権の許可がおりたのが2013年4月1日。 それから一ヶ月経った4月30日、ついに水車を河川に設置することになりました! 早い!! これが設置予定の水車。 と、設置予定場所。 水車の木材は全て川崎町のもの。 ほとんどが杉で、一部につがを使って製作されています。 設計したのは、川崎町にお住まいの桜台さん。 (写真の右側が桜台さんです) 水車は全部地元の方やボランティアの方々の手作り! (鉛筆でひいた設計の跡も。作った方のぬくもりが伝わってきます) 地産地消とはよくいうものの、設計も製作も木材も全部が地産地消とは、、、凄いです。 ちなみに、手作りなので、調子が悪いところやその原因もすぐに分かって、すぐに修理できます。 素晴らしい!! みなさんの思いを込めた水車が、ついに河川に設置されます!! 今日はここまで。 次回は、「いよいよ水車設置!まわるまわる♪」 です。 M. Kikiuchi.
サスティナライフ | 2013.05.02 09:05 AM | comments(0)