震災から丸三年が経ち、ようやく建物が完成しました。
約400坪の敷地を三分割し、三家族それぞれの復興への想いを載せた
家づくり。
外観は白壁を基調とした漆喰仕上げで、趣のある街並みに仕上がりました。
当初は、伝統工法による家づくりは思いもよらなかったそうですが、
どうせ建てるなら、愛着を持って永く住み継げる本物の家を建ててみたい、
ご親戚の左官職人さんの後押しもあって、急遽プランの打合せがスタート
しました。
もちろん三者三様の自由設計ですが、LDと畳の間をつなげた広がりある
空間のつくり、食品庫や納戸など少し大きめの収納は同様に確保しました。
粘りのある木組み工法と自然素材による、安心・安全で基本性能の高い建物
に仕上がりました。
ご家族皆様がここから力強い一歩を踏み出していってほしいと願っております。